刃物の持つ鋭さがイメージされハガネを象徴しています。特別展示室のトップライトの光を和らげています。
鉄の積み出し港であった安来港のシンボルで、夜は実際の灯りが点ります。
その下はトップライトになっており、レストランの大テーブルに光を落とします。
勾玉や雲をイメージし、出雲地方を象徴しています。
風で向きが変わるようになっており、当初は第2展示室で燃やす炉の炎の排気効率を高める役割もありしまた。
たたら製鉄の象徴的空間である高殿をイメージするとともに、安来のシンボルである十神山のシルエットを重ね合わせています。
このコンクリートの列柱は、神域を囲む八重垣をイメージしています。
管理棟室をフィールドミュージアムから視覚的、心理的に守る役割をします。
コンクリート打ち放し以外の外壁は耐候性鋼板という特殊な鉄板です。
鉄は空気に触れると錆が発生して腐食してしまいますが、耐候性鋼板の錆は、それ自体が塗膜のような保護皮膜となって腐食を防いでくれます。
階段の腰壁や屋上の手すりに繰り返し使われている雲形は、鉄を生み出してきた中国山脈の山並みや八雲を表現しています。
これは博物館内部の手すりなど各所に同じように使われています。
所在地 | 島根県安来市安来町1058番地 |
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敷地面積 | 16,865㎡ |
建築面積 | 2,334㎡ |
延床面積 | 3,804㎡ |
構造規模 | 鉄筋コンクリート、鉄骨造2階建 |
駐車場 | 普通車80台可能 |
所蔵資料 | 8,781点 |
所蔵図書 | 6,129冊 |
開館 | 1993年4月 |
設計監理 | 有限会社 宮脇檀建築研究室 |
施行 | 清水・丸永建設特別共同企業体 |