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遺跡出土品調査

遺跡出土品の調査・解析受託

 

日本の鉄は明治時代に需要が増えて洋式高炉で製造されるようになる前は、「たたら製鉄法」と呼ばれる方法で、日本の鉄生産の8割以上を中国山地で生産していました。
この「たたら製鉄法」で造られる鉄は日本刀などの製作に必要な技術であり、この貴重な技術と文化遺産を紹介するために平成5年(1993年)4月に和鋼博物館は開館しま した。
和鋼の積み出し港として栄えた安来の町で、現在まで日立金属㈱ 安来工場へと伝統を受け継がれています。
和鋼博物館は、この日立金属の専門技術と本博物館で蓄積されたデータなどを用いて、遺跡出土品や古代鉄等、製鉄関連の受託調査・解析を行なっています。

分析・解析技術

 

分析・解析を行なう機器は日立金属㈱ 安来工場および関連会社の最新鋭の装置にて行います。
調査に使用される主なものを次に示します。
・内部組織(鉱物組織)の調査 : 光学顕微鏡、走査型電子顕微鏡
・化学成分分析 : 化学分析法、蛍光X線分析法、ICP発光分析法
・鉱物の構成元素や結合状態の調査 : X線マイクロアナライザー(EDX)
EPMA装置、X線回折装置 等

○これらの調査データを基に、今までの実績をより検討を行ない総合的な解析による報告書にまとめます。