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ごあいさつ

日本で唯一のたたらの総合博物館「和鋼博物館」へようこそ!

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和鋼博物館は、平成5年4月に鉄の道文化圏(安来市・雲南市・奥出雲町)内の各文化館のひとつとして誕生し、たたら製鉄とその歴史・流通、さまざまな匠(タクミ)の技を紹介するとともに、当館の前身で昭和21年に開館しております和鋼記念館の和鋼、たたらの調査・研究に関する業務を引き継ぎ発展させていくことを目指しております。
館の名称にあります「和鋼」とは、東京帝国大学名誉教授であった俵国一氏によって命名された言葉で、たたら吹きにより製造された日本刀の原料等になる玉鋼のことです。近代に入ってこの技術と精神を受け継いで、開発された「ヤスキハガネ」と呼ばれている鋼は様々な用途に世界中で使われています。(なお、「鋼」は金属学の定義では炭素の含有量が0.02~2.1%の鉄を言います)当館では、鉄の歴史とともに、現代の「ヤスキハガネ」を皆様に紹介しております。
さて、歴史をひも解けば、当館の東側に位置する安来港は、江戸時代より鉄および鉄製品の積出港として栄え、市内南部の広瀬町地内や奥出雲町などは、野だたらによる鉄の生産地として発展し、一時は鉄の生産量が国内の7~8割を占める地域となりました。
現代においても、安来市では日立金属安来工場を中心とする特殊鋼産業が主要産業となっており、鉄の歴史が安来の歴史と言っても過言ではないほど、鉄は安来の発展に寄与してきました。
ご来場の皆様に、鉄が安来市にとって貴重な財産であり、またその将来性を感じ取っていただければ幸いです。

平成25年8月吉日  和鋼博物館 館長  伊藤 正和